点検システムのセキュリティについて
作業現場での点検システム活用が増える一方、セキュリティ対策に不安を感じ、電子端末の導入を躊躇する企業が多いのも現状です。スマートフォンやタブレット端末で扱う情報を守るためにはどうすればよいのか、紙媒体と比較しながら考えていきたいと思います。
漏えいリスクの大きい紙媒体
スマートフォンやタブレットは業務効率化に役立つ非常に便利なツールですが、持ち運びやすいことによるセキュリティの不安が、企業にとって点検システム導入の大きなハードルとなっています。
情報漏えいと聞くとインターネット上で起こるものと想像しがちですが、実はそれ以上に漏えいリスクが大きいのは「紙」なのです。書類を机の上に置きっぱなしにしたり、誤って紛失・処分してしまったり、これらが情報漏えいに繋がるというのがよくあるパターンです。
紙は使用機会の多い媒体であるにもかかわらず、セキュリティ対策が遅れているケースは少なくありません。情報漏えい原因の半数以上を占めるともいわれており、対策強化が急務となっています。
クラウドサーバーで安全に管理
スマートフォンやタブレットから情報を入力し、安全なクラウドサーバーで管理することで、紙よりも確実に情報を保護することが可能です。点検作業の際に膨大な資料を持ち歩くことなく、現場で安全にデータを参照したいなど、幅広い用途での問い合わせも増えています。
セキュリティをより強固にするため、電子端末に対して遠隔地からロックをかけたり、データの削除などを行ったりすることもできます。それにより、端末紛失時における情報漏えいのリスクや第三者の不正利用を防止できるのです。部署や役職に応じて管理レベルを分けることも可能となり、紙媒体よりもセキュリティが強化されるといえます。
当社では、お客様の状況に応じた点検システムの活用法や、より優れた情報セキュリティの取り組みをご提案してまいります。独自の機能を搭載したい、フォーマットを変更したいなどのご要望がありましたら、お気軽にご相談ください。